ムダ毛の成長サイクルと脱毛

女性の間ではもはや当たり前となりつつある「脱毛」。
サロンやクリニックで受けることができる脱毛の施術は、いまやムダ毛処理の定番となっています。
脱毛を行っているサロンやクリニックの数は非常に多く、その分宣伝も多く目にすることができます。

特にムダ毛が気になりだす春～夏が近づくと、サロンやクリニックの宣伝広告をいたるところで目にすることができるでしょう。

しかし、こうした脱毛の宣伝は、正直言ってわかりづらいものが多いと思いませんか？脱毛をすればすぐにムダ毛のないツルツル素肌が手に入ると思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

基本的に、脱毛の施術は、1回行っただけでは効果は感じにくいものです。なぜかというと、通常の脱毛施術では、肌表面に生えている毛にしか脱毛効果が与えられないからです。

ムダ毛には1本1本それぞれに成長サイクルというものがあり、成長期・退行期・休止期という3つの段階があります。肌表面に見えているムダ毛は、成長期か退行期のものであり、休止期のムダ毛は、肌の下で生えるための準備をしています。

脱毛で処理することができるのは成長期と退行期という2つの段階のムダ毛のみということになるのです。

1度脱毛施術を行うと、成長期と退行期のムダ毛には抜けてなくなりますが、しばらくすると休止期だったムダ毛が成長期→退行期と育ってくるので、再びムダ毛が生えてきたようにみえてしまいます。

 

繰り返し施術する

サロン脱毛やクリニック脱毛の施術では、1回目の施術後、1か月～2ヶ月の期間をあけて、新たに生えてきたムダ毛に対する施術を行います。

脱毛施術のコースのうち、手ごろなものとして人気の6回コースなどであれば、1～2か月の間隔をあけて6回の施術を繰り返すことになりますから、脱毛にかかる期間は2か月ごとに1回の施術×6回ということで、ほぼ1年かかると考えられます。

ちなみに全身脱毛の場合は脱毛個所が多いため、2回の施術で全身1回分の施術となる場合がおおいです。

すると、1年で全身脱毛の施術を終わらせるためには12回はサロンに通うことになります。